- 宿題が終わらないと泣く息子…。どう対応したらいいの?
- 宿題が終わらないと泣く娘に対してイライラしてしまう。
- 毎日の宿題、夏休みの宿題、うちの子だけができないの?泣き出したいのはこっちだよ…。
宿題が終わらないと泣くお子さんに、お困りのママは多いのではないでしょうか。
私自身は5年ほど教育業界で働いており、のべ1,500人以上にお子さんと対話をしてきました。
宿題が終わらないと泣く子への対応策を実践済みです。
本記事でご紹介する『宿題が終わらなくて泣く子への対処法』を試したところ、勉強嫌いの姉の息子(小2)が宿題が終わらなくて泣くことはなくなりましたよ!
勉強嫌いも少しずつ改善されてきて、最近では「国語が得意科目になった!!」と、満面の笑顔でホートを見せてくれると姉が喜んでいます。
この記事では、私や姉の息子の体験談を交えながら、以下の5つのポイントを解説していきます。
- 宿題が終わらない理由と対処法
- 宿題が終わらなくて子供が泣く理由
- 子供が泣くときの対処法
- 宿題が終わらなくて泣く子供にありがちな傾向
- 親がどう宿題に関わっていくか
7分くらいで読める記事です。
実践すると子供の癇癪は減ってくと同時に、ママのお悩みもきっと解消できます。
それでは、さっそく見ていきましょう。
宿題が終わらない理由は4つのみ!その対処法は?
宿題が終わらない理由は、主に次の4つです。
- 宿題の量が多い
- 宿題をこなすペースが遅い
- 後回しにして宿題をためこむ
- 内容が理解できていない
一つだけあてはまるお子さんもいれば、全部あてはまるお子さんもいらっしゃいますよね。
でも、落ち込まなくて大丈夫です。1から順に解決法をみていきましょう。
①「宿題の量が多い」ことへの解決法
担任の先生に相談しましょう!
お子さんにとっての適量量や、取り組む優先順位を先生と共有することが大事です。
先生が宿題の量を決めている基準
- 学校や先生の方針
- 近年は、災害や感染症などによる休校への備え
- 宿題を進めるのが早い子が手持ち無沙汰にならないように
つまり、すべての子供に適した宿題量ではありません。
ママからみて、明らかにお子さんに負担がかかっている量であれば、先生に現状を報告・相談しましょう。
私の姉が先生に相談したところ、以下のように対応してもらえていました。
- 宿題の負担が大きいときは7~8割程度を目標に取り組めばOK
- どの宿題を優先的に取り組むとよいか先生から指示を出してもらう
- 平日に取り組めなかったり間違いがあったりした宿題は、休日にフォローすればOK
宿題のハードルを少し下げたり、優先順位を明確にしてあげることで、お子さんのプレッシャーは緩和されますよ。
②「宿題をこなすペースが遅い」ことへの解決法
ママが精神的に余裕を持って、お子さんが慣れてくるまで待ちましょう。
低学年で学習習慣がまだ定着していない子供にとって、ペースをつかむことは簡単なことではありませんからね。
むしろ、時間がかかって当然だと思っているくらいが健全です。
- 手が止まっていたらヒントを出してあげる
- 集中力が切れたら休憩をはさむ(15分~30分に1回休憩がベター)
- 眠いときは夜遅くまで粘らずにすぐ寝て、「朝活」に切り替える
ママがこうやってお子さんを手助けをしてあげるとスムーズでしょう。
「なぜこんなに時間がかかるの?」と、イライラしてしまうママの気持ちも痛いほど分かります。
しかし、親のイライラする気持ちは子供にすぐに伝わってしまうので、子どもの宿題ペースが余計に遅れてしまう原因です。
また、ママ自身がイライラすると、お子さんの疑問に耳を傾けてあげることができません。
おおらかな気持ちで見守ってあげるようにしましょう!
子供の集中力はどのくらい?
- 小学校低学年では15分ほど
- 小学校高学年になっても最大30分程度
- 大人の集中力が90分ほど
③「後回しにして宿題をためこむ」ことへの解決法
宿題は子どものものではありますが、小4までは親がスケジュール管理をするのがベターです。
ただし、大人と子どもの『体力の差』を考慮してスケジュールを組んでくださいね。
親の理想 | 子供の現実 |
学校から帰ったらすぐに宿題に取りかかり、夕飯前には済ませておいてほしい! | 小さな体で丸一日、学校での勉強を頑張ったり、友達や先生とたくさんしゃべったりしてクタクタ…。 |
ママの理想を子供に押し付けていることが多々あります。
「早くやってほしい」は、まだ家事が残っていたり明日も朝から仕事だったりするママ側の都合であることを、まず自覚しましょう。
感覚のズレや押し付けは、子どもとの『心のすれ違い』に繋がりますので注意です。
ぜひ、お子さんの体力を考慮して、下校後のスケジュールを設定してあげてください。
- 何の宿題が出ているのかを確認
- いつ、どのような順番で取り組んでいくか親が決める
- 書く作業と読む作業を交互にスケジュールを組む
- 休憩は15~30分に1回いれる
実際のスケジュール例(平日編)
1.ドリル
2.音読
~休憩を兼ねて夕食~
3.プリント
4.計算カード
無理のないスケジュールにすると、ママも「スケジュール通りじゃない苛立ち」が軽減します。
実際のスケジュール例(夏休み編)
夏休みなどの長期休みの宿題は、『時間と労力のかかる宿題』と『比較的短時間で済む宿題』を組み合わせるのがコツです。
1日目:読書感想文の読書/ドリル1ページ
2日目:自由研究のネタ集め/プリント2枚
3日目:読書感想文あらすじ書き/ドリル1ページ
4日目:自由研究の準備物をそろえること/プリント2枚
…
このように1日あたりの負担をうまく分散させて、スケジュールを組んであげましょう。
スケジュールを立てることで、終わった宿題・残っている宿題が把握しやすくなりますよ。
普段からてきぱきと家事と仕事をこなすママだからこそ、お子さんの宿題スケジュールも腕の見せ所ですね!
④「内容が理解できていない」ことへの解決法
大人と一緒に『授業の復習』を行いましょう。
- 親子一緒に教科書を読むなどして、どのあたりにつまずいているのか把握に努める
- 先生にどこにつまづいているのか確認し、休日を利用してフォローしてあげる
- 親がみることが難しいご家庭は、塾や家庭教師を積極的に利用する
低学年のお子さんは特に、「どこがどうわからないのか」を自覚し、自分の言葉で伝えることは難しいでしょう。
つまり、「復習しなさい」とママから伝えて、ちゃんと復習が出来る子なんてほぼ0です。
「僕は先生が言ってた□□が分からないから、教科書の○○に戻って勉強したほうがいいな…!」なんて言ってるお子さんみたことありますか?そんなの大人でも難しい!
ママも働いているので、なかなか時間が取れないかもしれません。
しかし、私が会ったご家庭の親子は、お子さんは勉強が原因で不登校になってしまい、ママもお子さんが家にいるため、お仕事を辞めていました。
お互いにとって後悔しないよう、お子さんが頑張ろうとしているうちに時間をつくってあげてくださいね。
どうしても時間が取れないなら、多少、お金はかかりますが、塾や家庭教師を利用しましょう。
低学年のうちにしっかり基礎固めをしておくと、その後の進級、進学時の理解度がスムーズになります。
子供が泣く理由「宿題をやりたくても内容が理解できないから」
- やりたいけど、難しいからやれない
- わからないから困って進まない
- もうやりたくなりけど、やらないといけない
このように子供も葛藤していますよ!
感情が高ぶってお子さんは泣き出してしまいます。
大人からしたら、「できない!」「わからない!」「もう疲れた!」と泣きわめく子供の感情や思考が理解できないこともあるでしょう。
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