小学校4年生・読書嫌い向けの読書感想文の書き方のコツについて解説します。
- 夏休みの宿題「読書感想文」が毎年ギリギリまで終わらず、親も手伝うのが大変。
- 小学校4年生になって課題図書も難易度がUP。読書嫌いのわが子は読書感想文がますます苦手に。
- 読書嫌いな子どもでも書きやすいコツって何かないかな?
- 読書感想文って何を書いていいのか親も分からない。手伝い方が知りたい。
読書感想文が苦手なお子さんのいるママさんなら、こんな悩みをお持ちではありませんか?
私自身、読書嫌いで夏休みの終わりに泣きながら、親に手伝ってもらっていた苦い経験があります。
実はこの記事でご紹介する『読書感想文のコツ』を実践すると、誰でも簡単に解決することが可能です。
この記事では、読書嫌いだった私が読書感想文を克服した経験をもとに解決します。
以下のポイントを私の体験談を交えて解説していきます。
- 原稿用紙に書く前に準備することは?親が手伝えることは?
- 読書嫌いが本を読むときのコツ
- シンプルな読書感想文の構成の見本(1200字を想定)
- 読書感想文のNG例を公開!『生活作文』を目指すのがベスト
- 原稿用紙のルールや漢字も正しく最終チェックを!
7分くらいで読める記事ですが、書いてあることを実践すれば、子どもとケンカせずにママも楽々と読書感想文の手伝いを終わらせることができるでしょう。
それではさっそくいきましょう。
読書感想文を原稿用紙に書く前に準備4つのコツ&親子の役割分担
夏休みの宿題に関するアンケートでは、「苦手な宿題は?」「最後まで残った宿題は?」の2つの回答で、読書感想文と答えた人がダントツ1位。
苦手意識がある方こそ、「書く前の準備」が大事です。
本記事では、読書感想文を書く前の4つのコツをお伝えします。
書く前の準備1:ママの役割は「同じ本を読む・文章構成を練る」
ぜひ、ママも同じ本を読みましょう。
お子さんだけでは、本の内容をしっかり理解できない可能性もあるため、ママが言葉や内容を説明してあげることで、本を理解度を深めてください。
小学校4年生くらいですと、まだまだ知らない言葉が多いです。
お忙しいかとは思いますが、ぜひ、ママも本を読んであげてくださいね。
<ママの役割は「文章構成」を練ること>
子どもの感想を引き出しながら、ママが文章の構成を練っていきましょう。
文章構成とは、文章の骨組みです。
骨組みがしっかりできていれば、あとは言葉を足して(肉付けして)文字数を増やすだけで済みます。
ママも本を読んでおくと、お互いに本の感想を言い合いながら、子供の気持ちを引き出すことができるので構成が練りやすいです。
書く前の準備2:子供にやってもらうことは「本を選ぶこと」
子供自身に本を選んでもらいましょう。
読書嫌いな子であれば、対象年齢が低めの本を選んだとしても、見守ってあげてください。
子ども自身が興味を持てそうな本を、実際に手に取って自分で選ぶことが大事です。
「自分が主人公だったら・・・」と主人公になりきれるようなストーリーの本だと、読書感想文が書きやすいですよ。
図書館で何冊か借りてみるのもいいですね。
<ママの注意ポイント>
「その本より、こっちのほうがいいんじゃない?」はNGです。
親はどうしても、読書感想文が書きやすそうな本を基準に考えてしまいます。
子どもが選んだ本に対して、「面白そうだね!」と、読む気が湧くような声掛けをしてあげてください。
お子さんがどうしても本を選べない場合は、課題図書がおすすめです。
課題図書は、読書感想文も比較的書きやすい内容になっています。
書く前の準備3:本を読みながら、子供に付箋を貼ってもらう
選んだ本は、子供自身に読んでもらいます。
読みながらやってほしいことは、「印象に残ったシーンに付箋を貼る」です。
付箋を貼るのは、心が動いたこところ。
- 面白かったシーン
- 大事だと思ったシーン
- 悲しいシーン
- びっくりしたシーン
登場人物、シーン、言葉など、心が動いた部分にペタペタ付箋を貼っていきます。
読み終わったときに何で付箋を貼ったのかわからなくなることがあります。
付箋に印象に残った内容を一言メモしておくと、後工程が楽ですよ。
「楽しい」「悲しい」「感動」などのルールを決めて、付箋の色分けをしてもいいですね。
のちのち、付箋を外しますので、付箋にページ数も書いておくと安心です。
書く前の準備4:読書嫌いのお子さん向け!本を読むときのコツ
本の内容を大まかに把握できれば、読書感想文は書けます。
最初から最後まで一字一句読まなくても大丈夫です。
たとえば、
- あらすじと目次で、だいたいのストーリーを把握する
- ザックリと全体に目を通す(読み流す)
- 目に留まったページから読み始める
- 最終的にどうなるかを把握する
- 結末を知ったうえで、わからないところを読み返す
こんな読み方でOKです。
読書嫌いのお子さんは特に、最初から最後まで読もうとして憂鬱になってしまいます。
本を読みたがらないお子さんには、「冒頭を読んですぐ、結末を読む」という読み方を試してみてください。
だいたいのストーリーを分かったうえで読み始めると、内容が入ってきやすいです。
後から、気になる部分を読み直して理解を深めましょう。
シンプルな読書感想文の構成(骨組み)の見本【1200字想定】
読書感想文の構成は、大きく「はじめ」「中」「終わり」の3つに分けて考えます。
はじめ:本のあらすじ&選んだ理由(300~400字程度)
本のあらすじと、その本を選んだ理由を書きます。
あらすじといっても、ストーリーを紹介するのではなく、話の肝となる部分を抜き取って書きます。
例えば、桃太郎なら「桃から生まれた桃太郎が、サル、犬、キジにきび団子をあげて、みんなで鬼退治に行きました」くらいで大丈夫。
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