読書感想文の書き方のコツ【小学校4年生・読書嫌い向け】親が手伝えることは?

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本を選んだ理由は、題名が面白そうだった、絵が好きだったなど、正直に書きましょう。

 

たとえば、「読書感想文を書かないといけないから、しょうがなく選んだ」なんてマイナスなことでもOKです。

 

いいことを書こうとせずに、正直な気持ちを書いた方がよい理由は、「冒頭は興味・関心を持ってもらうパート」だからです。

 

書き出しを印象に残ったセリフなどにすると、先生を「おっ!」と思わせることができますよ。

 

例えば「吾輩は猫である」なんて、先が気になりませんか?

 

インパクトのある書き出しで、読む人を引き込むのも1つのテクニックです。

 

なか:心を動かされた場面&自分の体験(400~600字程度)

読書感想文の中で一番メインとなる大事な部分になります。

 

心を動かされた場面と、それと似ている『自分の体験』を照らし合わせながら、気付いたことや学んだことについて書きます。

 

例えば
「〇〇が△△したところが、私と似ています。」
「〇〇は△△したけれど、私なら××していました。」

 

自分と比べること、自分なりの考えを書くことが大切です。

 

ここで気を付けたいのは、本の解説文にならないようにすること!

 

終わり:本を読んだあとの自分の考え(100~200字程度)

最も印象に残ったシーンと、自分の「これからの目標」を照らし合わせてまとめます。

 

読む前と読んだあとの、気持ちの変化を書いてもいいですね。

 

例えば
「本を読んで〇〇と思ったので、これからは△△したいです。」
「私も〇〇みたいに△△していきたいと思いました。」

 

本を読んで何を学び考えたか、それをこれからの自分にどう活かしていきたいか。自分なりの答えを書きましょう。

 

文字数を増やすためにママから子供に7つのインタビュー

 

以下の「文章構成」が全体像です。

 

  • 本のあらすじ&選んだ理由(300~400字程度)
  • 心を動かされた場面&自分の体験(400~600字程度)
  • 終わり:本を読んだあとの自分の考え(100~200字程度)

 

この構成(骨組み)に言葉を足すために、お子さんと「親子で感想のシェア会」をしましょう。

 

シェア会では、子供に本についての7つのインタビューをしてきます。

 

文章を書くことが苦手な子でも、会話なら楽しく進みますよ。

 

読書感想文の肉付け:感想シェア会でするインタビュー7項目

「親子で感想のシェア会」では、付箋を貼った理由を質問しながら、お子さんの考えを引き出すのがコツです。

 

特に、以下の7つの質問は必ずお子さんとシェアしてください。

 

  1. あらすじ
    この本はどういう内容だったか、簡単なあらすじを喋りながらメモをとろう
  2. 注目したところ
    本の中で1番気になった人、言葉、シーンは何?(付箋を元に話し合おう)
  3. 比べてみた本
    お子さんが知っている他の本や話と比べて、この本どうだったかを口に出そう。(自分の体験と比べてもOK)
  4. テーマ
    この本は何について書かれていたか考えて、口に出してみよう。
  5. 問題提起
    この本のどんなところが問題だと思ったかを口に出してみよう。
  6. 比較または体験の深堀
    「3.比べてみた本や話」と比較しながら、「5.この本のどんなところが問題だったのか」をさらに深堀しよう。
  7. 意見
    「5.この本のどんなのところが問題だったのか」に対して、自分ならどんな答えを出すか、考えてみよう。

 

うまく言葉が出てこないときは質問を工夫して、おしゃべりの中から子供の気持ちを引き出してあげましょう。

 

子供から出た言葉は、否定せずに聞き入れてあげてくださいね。

 

ママの腕みせどころ!インタビューした内容のまとめ方

7つの質問をしていくと、箇条書きの文章(メモ書き程度の文章)がいっぱいできるはずです。

 

箇条書きの答えをつなぎ合わせながら、文章構成に言葉足し(肉付け)をしていきます。

 

文字数が足りない部分は、子供との会話を深堀して、言葉を使ってさらに肉付け。

 

この作業を繰り返していくと、文字数があっという間に増えていきます。

 

子供が感情をストレートに表現した言葉は、キレイな文章よりも惹きつけられるものです。

 

親がきれいにまとめようとせずに、子供から出た言葉を大切にすることを意識しましょう。

 

読書感想文の書き方NG例3選!『生活作文』を目指すのがベスト

読書感想文は、「本を読んで、自分と向き合う」ことが目的です。

 

本のあらすじを書いて、「面白かった」「感動した」これだけではダメなんですね。

 

本を読むことで自分を見つめ直す機会を設けるために出された宿題です。

「自分で考え、答えを生み出す力」を育み学ぶための読書感想文。

自分の体験談を織り交ぜて考えることがポイントですよ。

 

読書感想文の書き方:NG例3つ

読書感想文のNG例は以下の3つです。

 

  • 文章のほとんどが「あらすじ」
  • 自分の経験が書かれていない
  • 感想が「面白かった」のみ

 

先生が読書感想文に求めているものは「生活作文」

生活作文とは、日常生活で感じた自分の体験について書く作文です。

 

例えば、家族のこと、ペットのこと、習い事のことなど。

 

読書感想文を書くときのポイントは自分の体験談を織り交ぜること。

 

つまり、生活作文になっている読書感想文こそが、理想の形です。

 

【読書感想文の書き方】原稿用紙のルールや漢字も正しく!

 

文章の内容の他に、原稿用紙の使い方・習った漢字を正しく使うことも大事です。

 

原稿用紙の基本ルール5つ

一般的な400字詰めの原稿用紙の5つの基本ルールは以下の通りです。

 

  • 題名は2~3マス空けて書く
  • 氏名は一番下1マスと姓名の間1マス空ける
  • 段落の最初は1マス空ける
  • 句読点は1マス使い、行頭につけない
  • カギかっこ「」は1マス使う

 

題名や氏名は、学校によって指定がある場合がありますので、指示通りに書きましょう。

 

親がチェック!「今までに習った漢字」にも着目

書き終わったら、以下の点をチェックしながら読み直します。

 

  • 誤字脱字がないか
  • 段落は問題ないか
  • 句読点はおかしくないか
  • 今までに習った漢字をちゃんと書いているか

 

チェックが終わったら、読書感想文の完成です。

 

【読書感想文の書き方】小学校4年生頃まではママも一緒に本を読もう

小学校4年生頃までは、まだまだ知らない言葉が多く、お子さん一人では本の内容を理解しきれないことも。

 

ママも一緒になって取り組んであげると、お子さんも楽しく読書感想文をこなせますよ。

 

本記事の要約
  • ママがお手伝いすることは、「本を読む」「文章構成を練る」「子どもと感想シェア会をする」の3つ。
  • 本のあらすじ(300~400文字)・心が動いいた場面&自分の体験(400~600文字)・自分の考え(100~200文字)で構成する
  • 読む本はお子さん自身に選んでもらう
  • 読書嫌いのお子さんには、「冒頭を読んですぐ結末を読む⇒気になる部分を読み直す」という読み方を試してみよう
  • 読みながら、心が動いた部分には付箋を貼っていき、付箋をもとにお子さんの気持ちを引き出す(親子で感想シェア会)
  • 感想シェア会での質問の回答をもとに、言葉を足していく(肉付けしていく)
  • 原稿用紙の使い方や習った漢字は正しく書けているか、最終チェックもママがしよう

 

ポイントを押さえて取り組めば、決して難しくないのが読書感想文です。

 

子供から出たストレートな言葉を使った読書感想文は、読む人を惹きつけるものになります。

 

今年の夏休みは子供の考えや思いとじっくり向き合って、会話を楽しみながら読書感想文に取り組みましょう。

 

親子の特別な時間を過ごせたらステキですね。

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