2022年2月現在、漫画のネタバレブログについて思うところがあり、筆を執りました。
- 漫画のネタバレブログってどこからが違法なの?
- これまでに逮捕された人、訴えられて損害賠償を払った事例はどのくらいあるの?
私自身もそうですが、このような不安を抱えるブロガーさんも多いはず。
結論からお伝えすると、私はネタバレ記事を下書きに戻したり、感想記事に書き換えたりしました。
本記事では私の実体験(収益状況や執筆労力)を踏まえながら、ネタバレブログの著作権や過去の違法事例、ネタバレブログに対する持論をお伝えしていきます。
漫画のネタバレブログに危機感を覚えた2022年2月
弱小ブロガーである私の肌感覚ではありますが、2022年2月現在、ASPの取り締まりが厳しくなったように感じています。
ネタバレ記事への危機感①ASPからのメディア削除連絡
2022年2月に、知り合いのブロガーさん(※)から「もしもアフィリエイト(ASP)から登録削除の連絡が突然きた……」と連絡が入りました。
※誰もが知る某漫画のネタバレブログを運営している
もしもアフィリエイトからのメールには以下の内容が書かれていたそうです。
↓
詳細なあらすじ掲載は翻案権侵害の恐れがあります
ご自身の感想を主として数行の記載であれば問題ありません
ネタバレ記事への危機感②もしもアフィリエイトはU-NEXT案件終了
2021年12月20日に、もしもアフィリエイトから「U-NEXTの31日間無料トライアルプロモーションの案件終了」のお知らせが入りました。
「もしもアフィリエイト」は、数あるASPの中でもかなりクリーンな運営を心掛けていることで有名です。(別の言い方をすると「厳しい」ということ)
案件終了から2か月後に「ネタバレブログのメディア登録削除」が起きている。憶測の域ではありますが、何か問題が起きたのでは?と考えてしまいますね。
ネタバレ記事への危機感③2022年2月に漫画ネタバレブログの運営者が書類送検
極めつけが、2022年2月3日に起きたこの事件。
連載中の漫画のせりふなどを書き写し、ウェブサイト上に無断掲載したとして、福岡県警生活経済課などは3日、著作権法違反の疑いで、サイトを運営していた東京都渋谷区の会社と、金沢市に住む代表者の男(44)を書類送検した。
あまりにも短期間でいろいろと起きたので、「弱小ブロガーだとしても漫画のネタバレ記事を書くことで飛び火をくらいそう」そんな気配を肌で感じた次第です……。
補足:漫画のネタバレブログが問題になった過去事例
2021年3月の事例↓
いわゆる「ネタバレサイト」に、連載中のマンガのほぼすべてのセリフが無断で掲載されていたことについて、東京地方裁判所が著作権の侵害にあたると判断し、サーバーの管理会社に発信者の情報の開示を命じる判決を言い渡したことがわかりました。
マンガを連載している大手出版社側は、セリフの丸写しが著作権侵害にあたると明確に認められたのは画期的だとしています。
2019年9月に逮捕、2021年6月に判決がおりた事例↓
海賊版サイト「漫画村」の運営者とされ、著作権法違反(公衆送信権の侵害など)と組織犯罪処罰法違反(犯罪収益等隠匿)の罪に問われた住所不定、無職星野路実(ろみ)被告(29)に対し、福岡地裁(神原浩裁判長)は2日、懲役3年、罰金1千万円、追徴金約6257万円(求刑懲役4年6カ月、罰金1千万円、追徴金約6257万円)の判決を言い渡した。
コメント