車についた日焼け止めの落とし方を解説します。
- 助手席のシートに日焼け止めをつけてしまった…落とし方を知りたい!
- シートの素材によって日焼け止めの落とし方が違うのか気になる
- 車のドアの内側に腕がこすれて日焼け止めがついてしまった…落ちるかな?
- ダッシュボードにも日焼け止めが……。きれいにしたい!
日焼け止めによる車トラブルにお困りの方なら、このような疑問をお持ちではありませんか?
私自身も、車の中で日焼け止めをぬってる最中に車内を汚して困った経験が何度もあります。
この記事では、車内の日焼け止め汚れを落としたことのある私自身が、体験を交えて解説します。
以下、4点をまとめています。
- 車の座席シートについた日焼け止めの落とし方(布・合皮・本革)
- 車のドア内側についた日焼け止めの落とし方(布・合皮・本革)
- 車のハンドル・ダッシュボードについた日焼け止めの落とし方
- 日焼け止めが車内につかないようにする予防策
この記事を読み終わるころには、やることが明確になっていますよ。
それではさっそくいきましょう!
車の座席シートについた日焼け止めの落とし方【布・合皮・本革】
車の座席シートについて日焼け止めの落とし方は、座席シートの革の種類よって異なります。
座席シートの素材は大きくわけて3つです。
- 布素材(ファブリック素材)
- 合皮
- 本革
それぞれ解説していきます。
いずれの場合も、必ず目立たない部分で試してから実践しましょう。
布素材(ファブリック素材)の座席シートの落とし方【手順】
- 熱めの濡れタオルを用意する(例:濡れタオルをレンジで1分ほど加熱する)
- 濡れタオルに少量のクレンジング剤(化粧落とし)または台所用洗剤(食器用の中性洗剤)を含ませる
- 日焼け止めが付着した箇所に濡れタオルを押し当て、20~30秒ほど置いておく
- 20~30秒過ぎたら状態を確認し、汚れがあればタオルのきれいな面でふき取る
- きれいに落ちるまで【3】【4】の手順を繰り返す
クレンジング剤や台所用洗剤がない場合は、代わりに「ベンジン」を使ってもOKです。
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ただし、「ベンジン」は燃えやすい液体なので、使用の際は火気が近くにないかを十分確認してくださいね。
布素材(ファブリック素材)は、
- ジャージ
- トリコット
- モケット
この3つの種類がありますが、どのファブリックの場合も同様に、日焼け止めが着いたところを「温めて」落とすことが基本です。
自分の車が布素材(ファブリック素材)かどうか分からないという方のために、「ジャージ」「トリコット」「モケット」の見た目を載せておきますね。
◆ジャージ(ファブリック)の座席シートの例
◆トリコット(ファブリック)の座席シートの例
車を見る時にシートとステアリングは念を入れて確認します。
シートは乗車中ずっと体と密着して安定を保つ。シートに手を抜いた車は非常に疲れる。写真の120カローラは起毛トリコットで抜群のシート。
それとステアリング。運転中ずっと握っているところ。程良い太さと触り心地、ウレタンで十分可能。 pic.twitter.com/KZ2etMnBem— A15マイロード (@myroad1500) May 27, 2020
◆モケット(ファブリック)の座席シートの例
我がパオの内装公開。。
グリーンのモケットシートはまるでお京阪のシート#日産パオ pic.twitter.com/FDy2SM632M— なかしん (@nakashin54) January 7, 2019
合皮素材の座席シートの落とし方【手順】
合皮素材の座席シートの場合は、次のどちらかを使って落とすようにしましょう。
- カー用品店やホームセンターで販売されている専用の洗剤
- 自宅にあるクレンジング剤
クレンジング剤を用意する場合、オイルやクリーム系が洗浄力の強いのでおすすめです!
- タオルを用意する
- タオルに少量のクレンジング剤または専用の洗剤を含ませる
- 日焼け止めが付着した箇所に濡れタオルを押し当て、20~30秒ほど置いておく
- 20~30秒過ぎたら状態を確認し、汚れがあればタオルのきれいな面でふき取る
- きれいに落ちるまで手順【3】【4】を繰り返す
この方法はあくまで「合皮」での落とし方です。
「本革」の座席シートで使ってしまうと、本革を傷めてしまう可能性があります。
後述する「合皮と本革の見分け方」を参考に、「合皮か本革か」を見極めてから行ってくださいね。
本革の座席シートの落とし方【手順】
本革の座席シートの場合は、皮革用のお掃除シート(本革用のシートクリーナー)を使って落とします。
クレンジング剤や台所用の洗剤(中性洗剤)でこすってしまうと、本革の表面を傷めてしまうからです。
本記事では、本革用のシートクリーナーがスプレータイプの場合の落とし方を説明します。
- タオル(できればクロス)と本革用のシートクリーナー(スプレータイプ)を用意する
- タオルに少量のシートクリーナーを吹きかけて含ませる
- 日焼け止めが付着した箇所にタオルを押し当てる
- 状態を確認し、汚れがあればタオルのきれいな面でふき取る
各シートクリーナーで使用方法が異なることがあるので、取扱説明書をよく確認してから使ってくださいね。
【4】の拭き取り作業まで終わっても日焼け止めが落ちない場合は、いったん作業を辞めましょう。
本革は車種や皮の種類によって異なる場合があるため、素人が作業を続けると、シートにダメージを与えてしまうからです。
無理に作業を続けようとせず、車のディーラーや、車の掃除を専門にしている業者に相談することをおすすめします。
座席シートが『合皮』か『本革』か?見分ける4つの方法!
座席シートをみても、『合皮』なのか『本革』なのか分からない方も多いですよね。
本記事では、合皮と本革との見分け方を4つ紹介します。
- 触って確かめる
本革を触ると柔らかでしっとりしており、ざらつくような感触です。
一方で合皮は表現がツルツルしており、くっつくような感触になっています。
また、本革は吸湿性があるため、触っていると汗などを吸収してくれます。 - 皮の断面を確かめる
本革の断面を見ると、絡まった繊維の層(毛羽立っている箇所)があります。
一方の合皮は、本革のような繊維の層は見えません。
布や不織布の上に柔軟性のある塗料が塗られています。 - シワ感や毛穴で見分ける
本革の場合は毛穴を見ることができます。また、シワが不規則です。
一方の合皮は、本革のような毛穴のブツブツが見えません。
シワも規則的であるのが特徴です。 - 皮の劣化具合を確かめる
本革の場合は、革が劣化してもひび割れや表面の剥がれがほぼ起きません。
一方で合皮が経年劣化すると、ひび割れや表面の剥がれが目立ちます。
これは、合皮には単に樹脂を塗っているだけだからです。
本革は動物の革なので人間の肌に似ています。
そのため、劣化しても表面が剝がれるのではなく、人間の乾燥肌のような劣化になります。
もし以下の方法で判断に迷う場合は、車を購入したディーラーに聞いて確認する方が確実ですので、聞いてみてください。
【本革のシミが落ちないとき】シートのクリーニング専門店へ依頼しよう
本革シートの場合は、無理に自分で汚れを落とそうとすると、傷つけてしまうことがあります。
できれば、クリーニングしてくれる専門店に依頼したほうが無難です。
クリーニング専門店は次の4つです。
- カーディーラー(車を購入した店)
- 車クリーニング専門店
- 洗車業者(ガソリンスタンドに併設している業者など)
- カー用品店(オートバックスやイエローハットなど)
料金の相場はシート1脚につき、3,000円〜5,000円です。
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