「部活での人間関係が辛いから辞めたい」
突然、子供に言われたら、親としてどのように対応すればよいか悩みますよね。
子供の思いは十分理解できるものの、
・すぐに諦めるような大人になってしまうのでは?
・周りからどう思われるだろう?
という不安から、なんとか子供を説得できないかと考える親御さんもいるのではないでしょうか?
本記事では、子供が部活を辞めるべきか悩んでいるお母さんへ部活を無理して続けるデメリットについてお伝えしていきます。
デメリットを知ることで、子供と冷静に話し合い、正しい判断ができるようになります。ぜひ参考にしてくださいね。
中学1年生の部活を辞めたい理由5選!親のNG対応とは?
・練習がきつくて、ついていけない
・顧問の先生との関係
・勉強がおろそかになる
・他にやりたい事がある
中学生が部活を辞めたい理由としては、上記のことが挙げられます。なかでも、友達や顧問の先生との人間関係に悩んでいる子供は多いです。
部活を辞めたい理由を話してくれない時は?
「部活に行くのを嫌がる」「部活を休みがちになる」といっった様子がみられたら、何かしら部活で悩んでいると推測できます。
「練習がきつい」「顧問の先生が嫌い」などであれば素直に打ち明けてくれる子供も多いですが、理由を聞いても話してくれない場合は、部活内の人間関係が原因している可能性が高いです。
もし人間関係が原因だと教えてくれた場合でも、次のことに注意が必要してください。
- 同じ部活の子や親に何があったのかを聞く
→他の生徒に広まってしまいます。 - 顧問に人間関係が原因で行くことを嫌がっていると伝える
→顧問が生徒のことを思って、子供に必要以上に話しかけたり同じ部活の他生徒に探りをいれてしまったりすることがあります。 - 相談するのであれば、担任の先生がベスト
→誰かに相談するのであれば、担任の先生までに留めておきましょう。ただし、顧問には言わないように口止めしておく方がよいです。
辞めたい理由を聞いたときに親が言わない方がいい事は?
子供から部活を辞めたいと打ち明けられたときに、次のような発言には気を付けましょう。
・甘い
・人付き合いも学ぶべき
親世代が子供の頃によく言われた言葉ですが、自分自身を振り返ってみてください。
合わない人間関係に慣れることはありませんよね。それよりも、自分に合う友達や居場所を探すようにすることの方が大切です。
【親と子で心配事が違う】部活を辞めるデメリットと解決法
部活を辞めたときに想定されるデメリットは大きく分けて3つです。
親から見たデメリット①内申への悪影響
「内申に悪影響が出るのではないか?」と心配になる親御さんが多いですよね。内申書に所属していた部活を記入することはありますが、辞めたからといってマイナスになることはありません。
クラブ推薦(スポーツ推薦)で高校を目指す子供であれば、部活を続けることは必須です。しかし多くの子供は一般入試で高校合格を目指します。
一般入試の場合、最も重要なのは学科の評定です。学科の評定次第で受験する高校も変わってくるため、どれだけ高い評定を取るかの方が大切です。
部活を辞めたとしても、学科評定に悪影響を及ぼすことはありませんので安心してください。
親から見たデメリット②すぐに諦める大人になるのでは?
「途中で辞める=根性がない」と思われがちですよね。しかし、これから先の人生を考えると決してそうとは言い切れません。
大人でも会社の人間関係に悩み、心を壊す人は年々増加しています。心の病を抱えたまま働き続けたり社会復帰できずに引きこもりになったりと、心を壊したときの影響は計り知れないです。
大人・子供問わず、「自分を守る能力」は今後ますます必要になります。危険を回避するという観点からみれば、辞めることが最適な選択だというケースもあり得ます。
人間だれしも、熱中できるものや居心地の良い場所で最大限の力を発揮するものではないでしょうか? それは子供も同じだと思いますよ。
子供から見たデメリット①逃げたと思われる?
部活仲間や友人から「逃げたと思われるかも……」と不安になりますよね。
けれど、部活を辞めることは決して逃げや弱さではありません。辛い人間関係を続けることで心を壊してしまう方が大変です。
部活以外にも自分の視野を広げてくれることはたくさんあります。楽しいことや好きなこと見つけて、目標を持って取り組んでみてください。
「目標に向かって努力する姿勢」が自分の人生をきっと豊かにしてくれます。
子供から見たデメリット②後悔しない?
「本当に後悔しないかな…?」と何度も考えてしまいますよね。
大人になっても何かを「辞める」「手放す」「変化する」ときには不安を覚えます。なかには、「部活の内容は好きだけど、人間関係だけが辛い」とモヤモヤしている子もいるかもしれません。
どんなに好きでも、行くことが辛いのであれば辞めても大丈夫です。高校生になってから入り直してもいいし、個人的にスクールに通うこともできます。
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