2010年6月の事例↓
「週刊少年ジャンプ」に連載中の大人気マンガ「ONE PIECE(ワンピース)などを違法に動画投稿サイト「YouTube(ユーチューブ)に大量にアップしたとして名古屋市の中学3年の男子生徒が2010年6月14日に逮捕された。この少年は最新作発売の4~9日前にアップしていたこともあり、閲覧者に感謝され「神」などと賞賛されていたが、逮捕によって一転、少年が運営するブログがバッシングの場に変わっている。
このほかにも調べれば事例が出てくると思います。ニュースで取り上げられてはないですが、違反勧告をうけたり、訴えられたりしているアフィリエイターも少なくありません。
私の知り合いのアフィリエイターさんは「ネタバレサイトの運営者は違反勧告がきたらサイトを捨て、別ドメインで作り直す。鞍替えしながら荒稼ぎしている」と言っていました。
漫画のネタバレブログって儲かる?【実体験:私は儲からなかった】
私自身、スクショ画像を使わない「文字バレ」の漫画ネタバレ記事を5本くらい公開していました。
PV状況と収益をまとめると、
- ドラマ化をキッカケに原作にも注目が集まり、ネタバレ記事5本分の累計PVは数十万。(多いと1本の記事にデイリー1,000PVとかも余裕)
- U-NEXTとかASP案件の成約はほぼなし(私は訴求が下手みたいw)
- アドセンスの単価は低いため、デイリー2,000PVで収益500円未満なんてザラ
- 執筆時間は意外とかかる。KW選定→構成→漫画を読み込むの流れで1本約4時間くらいw
- 公開後、話題が下火になるまでは「毎月数千円を生んでくれる資産」にはなる
月1万円くらいのお小遣いレベルでよいなら、ネタバレ記事で稼ぐことは誰にでも可能です。
私の場合はブログを書くために原作を全巻買ったので、その費用はペイできました。実際、原作もドラマもおもしろいので「多くの人に読んでほしい! 布教したい!」とオタク魂がうずいたのも本当。
しかしやっぱり、「書類送検」とか「損害賠償」のリスクと広告収入(ブログ収入)を天秤にかけたときに、「わざわざ足を突っ込む必要はない」とガチめに思ったわけです。
漫画のネタバレってどこまでがOK?著作権について調べてみた
リスクを分かった上で、それでも「ネタバレ記事」を書きたいと思うブロガーさんもいるでしょう。なにせ、まじで当たれば数十万円、数千万円を稼ぐのも夢じゃないので。
というわけで、著作権的にどこまでがOKなのかも調べました。
本記事ではあえて参考記事のURLのみを掲載します。理由は、「知らなかった」「勘違いしていた」では済まされないからです。
「書類送検」「逮捕」「損害賠償」などリスクがある以上、参考記事くらいはご自身で読み、そのうえでネタバレ記事を公開するか否かを判断してくださいね。
参考記事一覧▼
- 「漫画ネタバレサイトは違法?適法?-ネット上における漫画ネタバレと著作権法の関係-」
弁護士 田島佑規 (骨董通り法律事務所 for the Arts) - 「マンガのネタバレ問題がややこしい理由」マンガサービス「アル」の運営者:けんすう
- 「マンガ・小説のネタバレ、許される?」角谷法律事務所
- 「SNSへのネタバレ投稿は違法?」弁護士法人・響 Presents 島田秀平のこんな法律知っ手相
- 「【おすすめ漫画】漫画表紙と著作権」弁護士法人みなとパートナーズ代表弁護士:佐藤嘉寅
- 「YouTubeと著作権 漫画等の引用の書き方【弁護士が解説】」弁護士法人アズバーズ代表弁護士:櫻井俊宏
「漫画ネタバレブログ 違法」のようなキーワードでググると、個人ブロガーがまとめた記事もでてきます。個人的には有識者のサイトを参考にした方がいいと考えています。
漫画ネタバレブログは違法リスク大! 収益と天秤にかけて適切な判断を
月1万円くらいのお小遣いレベルでよいなら、ネタバレブログで稼ぐことは誰にでも可能です。
しかし一方で、記事内容によっては「書類送検」とか「損害賠償」のリスクもはらんでいます。
気に入った漫画やアニメ、ドラマを「多くの人に広めたい」という気持ちを込めて執筆するなら「ネタバレ記事」ではなく「感想記事」で十分じゃないかなと個人的には思っています。
「リスクを分かった上で、それでもネタバレブログで一攫千金を狙いたいぜ!」という人は、著作権についてご自身でしっかり勉強した上でブログ運営を行ってくださいね。
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